Referee Review
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一見すると何でもないゴールシーンですが、実は2026/27年の競技規則改正の内容に関連する部分が含まれていました。該当するのは、第12条の次の記述です。 ====== 警告や退場となるべき反則に対して主審がアドバンテージを適用したとき、(…)。しかしながら、反則が相手チームの決定的得点の機会を阻止するものであった場合、その競技者は反スポーツ的行為で警告される。ただし、アドバンテージが適用され、その結果として反則を行っていないチームが得点したときを除く。この場合、懲戒処置はとられない。反則が大きなチャンスとなる攻撃を妨害または阻止したものであった場合、警告されない。 ====== このシーンを見返すと、広島の選手がシュートを放った後、守備に入った名古屋グランパスの競技者の腕にボールが当たっていることが分かります。名古屋の競技者はスライディングを行っており、手が広がった状態で腕にボールが当たっていますが、当たった後そのままボールはゴールに入っています。 ボールがゴールに入ろうとしている状況であり、もしここで手や腕でゴールを阻止していた場合には退場が与えられることになります。しかし今回は、手や腕でゴールを阻止しようとしたもののそのままゴールに入った場合に該当するため、懲戒処置は不要となります。 ここで、ゴールが入ったから1段階下げてイエローカードだと思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが、ゴールを認めて懲戒処置なし、つまりカードは出さないというのが正しい対応になります。 改正の内容がよく表れているシーンでした。
根拠となる競技規則
第12条 ファウルと不正行為(ハンドの反則、懲戒処置)
公式の確認先
競技規則の原文を確認する
上記はIFAB・JFAの公式資料です。このシーンは、筆者の分析であり、IFAB・JFA・大会主催者の公式見解ではありません。
Quiz
これ、答えられますか?
ゴールキーパーが自陣ペナルティーエリアから投げたボールが、誰にも触れずに直接相手チームのゴールに入った。主審が下すべき判定は、次のうちどれか。
競技規則ではこうなります(第10条)
ゴールキーパーが相手のゴールにボールを直接投げ入れた場合、ゴールキックが与えられます。 ※第12条における、「手や腕から直接ゴールすること」の反則ではありません。
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